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オタクになったら世界が広がったという話


 いきなり壮大すぎるテーマかと思えば、意外にもそうではないです。私の中の、ちんけな世界の話です。初めての、本当に戯れ言なのでゆるっとライトに行こうと思います。きっと慣れたら長文が投稿されるのでしょう。

ここで言う【世界】は、行動範囲という言葉に置き換えると万人に伝わるでしょうか。そういうときっと、だいぶスケールの小さい話に聞こえてきますね。ともかく、何となくスケールが大きそうで格好良いので人に話すときはだいたいこう言ってます。「オタクになったら世界が広がったの。」

 

 


①世界ってなんぞや
 例えば小学生だったらそれは校区。例えば高校生だったら定期範囲。自分の守備範囲とでもいう、物理的な距離が私の言う世界です。守備範囲だから、上手な人は背走でもスライディングでも何でもしてどんどん広がっていく。一方の私は守備はとてもヘタで全く上達しない、“精神的に向上心のない馬鹿”だった訳です。
 そして、小学生の頃から考えたら、部活やサークル仕事上の付き合いなどなど。様々なコミュニティに属するようになりました。そこで交友が生まれるので、世界もどんどん広がる。小学校は少ないけど、高校になると県外からの友達って増えるじゃないですか。して家に遊びに行けば、新しい世界が開拓されるわけです。
 小学生の頃、友人とケンカでもしようものなら世界の終わり!ぐらいに絶望しませんでしたか、私はしました。明日から学校いきたくない!SEKAINO OWARI!!ドラゲナイ!!!あれって世界が狭いから起きるんですよね。世界が広くてコミュニティがたくさんあったら、まぁどうにかなるかな?ぐらいにしか思わなくなると思います。とはいえ、超インドア・交友関係激狭な私は外に出ず、なかなか広がらないのでした。

 

 


②どうしても外に出なくてはいけない
 しかしながらオタクには外に出なければならない時があります。それは、
推しが映画に出る!舞台をやる!イベントに出る!
こういう時。それらに参加するということは、つまり外に出るということです。こういうのって、だいたいは東京で開催されるじゃないですか。そりゃ、高いタワーを建てて首都を名乗ってるわけです。東京なんてオシャレな街に世界を持ってない私は電車賃を握りしめて決死の思いで大都会に戦いを挑んでいきました。

 すると感じるんです。「意外と東京って近いじゃん」と。単純に行き慣れただけの話ですが、身近になった感じがして自分の守備範囲の一部として考えられるようになる。つまり、世界の一部になる。イベントがあれば日程とお金だけ調整して、開催地はあまり気にしない性格になりました。東京を手中に収めると、そのほかの地域もなんだか近く感じてくるんです。あたまが良くないからですかね笑。
「え?愛知?全然いくーー!!」「金沢は夜行で8時間?近いじゃん行ける行ける!!」
こうなれば全国を私の世界にするのだって、簡単そうな気がしてきます。目指せ、天下布武

 

 


③おわり
 オタクとしてイベントに参加すると、どんどん世界が広がります。世界が広がると気持ちが良いもんです。どこに行くにもあんまり苦じゃなくなります。最近複数の友人に「フッ軽だよね、意外と」と言われるのは間違いなくオタクとして参加するイベントが増えたからです。そして必ずこう言います。
「オタクになったら世界が広がったの。」

 

 

 

                オタクになったら世界が広がったという話 おわり